ケ・セラ・セラ

妄想とか備忘録とか思いつくまま

【GRヤリス】ノック補正学習値をOBDLinkでモニタ&改善してみた

2023/06/27

4000rpm以上での"スポーツ領域"のノック補正学習値も確認してみました!

kittantan.hatenablog.com

2023/04/28

OBDLinkアプリの設定動画を追加しました。

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例によりまして雑にツイートしていたものの纏めプラスαです。

序章

切っ掛けはこちら。

エイリアンテックさんのブログがヒットした経緯は以下。

ECUチューニング、ご多分に漏れず?最初はこちらの適用、やる気満々でGRガレージでお話聞いたり、イベント参加を考えていたりしていました。

toyotagazooracing.com

色々調べている過程で進みつつあったECUチューニングサービスが徐々に各社から出始めたころで、”GRヤリス”キーワードでググりまくっていた時期があり、それ以降Googleさんが”エイリアンテックさん”をサジェストしてくれる様になったのです←完全に個人特定されている気がするw

以下も含めて、二連続の”ノック補正”ブログ・エントリーに触発され、キッコロさんはどうだろう?となったのでした。

alientech-japan.com

もう1つ同じ日にビークルフィールドさんも「ノック補正学習値」のブログエントリーを公開されていまして、これら3つのエントリー内容をchatGPTさんに要約してもらいました←サボりw

まあまあやりよりますね。ちょっと理屈付けが?もありつつ 笑

エイリアンテックさんとビークルフィールドさんのブログは当然ながらチューニング視点で書かれているのですけども、GRヤリス(G16E-GTS)はchatGPTさんの仰るとおり燃費と高出力を追求した結果、高圧縮比・直噴ターボとノックが発生し易い条件が揃っており、それをTOYOTAさんは市販出来るレベルに仕立て上げたんだなぁと感じたのです。

裏を返せば、これらのGRヤリスの特性を理解して、ガソリン・オイル・走り方を意識して乗ってあげると、ノーマルでも性能や経年劣化の度合いに差が出る車なんだと。

題材ネガティブ、内容ポジティブなGRヤリスネタですが、GT-Sutdioさんの以下の動画を見ると、視点は違えど、これを裏付けてくれる内容が語られています。

直噴ターボのLSPI発生問題とTOYOTAさんの対策 (10分56秒付近から)

youtu.be

LSPI対応オイルの開発と技術公開によるオイル規格化(SNplus)をトヨタが自動車社会全体の利益で主導したという内容。

エイリアンテックさんのエントリーでノック防止でSP規格オイル(=LSPI対応オイル)を入れましょうとなっている歴史はこれが原点!という感じですね。

GRヤリスは直噴ガソリンターボで圧倒的な高圧縮比を実現 (17分22秒付近から)

youtu.be

いい意味で、

「世界全メーカーが様子を伺うテスト車」(ベンチマーク

との切り口で、メルセデスAMG A45(M133,M139)、スズキスイフト・スポーツの圧縮比を例に上げつつ、圧倒的な高圧縮比を実現している点を説明されています。

MAZDAさんも「SKYACTIV-G」で頑張っておられますね。

 

こういうのを見聞きすると、キッコロさん、愛車なので良くしてあげたくなります。

 

「ノック補正学習値」を診断するにはTOYOTA純正診断機”GTS"が必要と両社ともブロクで語られていますが、ここでは諦めずw

生成型AIへの”プロンプト力”は貧相ですが、これまで培ってきた”ググり力”+以前海外のGRヤリス掲示板で拡張PIDを探し当て”油圧”、”アクセル開度”なんかをOBD経由で読みだした経験をフル活用して10分後には答えにたどり着いていました笑

ツイートと違ってブログですので、備忘録を兼ねて長々と設定手順を。←今時動画にしたら?w

↓ 2023/04/28 作成してみました!

youtu.be

OBDLinkアプリの設定

拡張OEMアドオンの入手

こちら、お高いOBDLink MX+を購入すると将来の無期限アップデートやOBDwiz (Windows版診断ソフト)が無料なのです。

お安いELM327アダプタや同社のLXではなくこちらを購入した理由の1つです。

ファームウエア・アップデートを結構頻繁に行ってくれるのも好印象です。

www.obdlink.com

1. 「Settings」をタップ。

2. 「Get Enhanced OEM Add-Ons」をタップ。

3. 「Toyota, Lexus, Scion」をタップ。

※下図は選択後の状態です。

4.  現時点の最新(2021年)を選択。

※2020,2021の2つを選択していますが、この後の車両編集で2021年のカムリを選択しています。

5.「Settings」まで戻って「Vheicle Editor」をタップ。

VEHCLE BUILD欄を以下の通りに設定。

この状態でOBDLinkアダプターに接続(IGオン状態)すると、車両のサポート状態をチェックしに行きます。

数が多くて10分位掛かったでしょうか。

「ディスプレイ」作成

トップメニューの「Dashboard」を選択します。

既存のダッシュボードに表示したい内容の「Display」を追加するか、新しく専用の「Dashborad」を作成してからそこに「Display」を追加する流れです。

以下は「Dashborad」の作成から。

1.  右上の「Menu」をタップ。

メニューリストが表示されます。

2. 「Add Dashboard」をタップ。

空の「Dashboard」が作成されます。

3. 再度右上のMenuをタップして「Add Display」をタップ。

表示するアイテムの形式リストが表示されます。

通常のメーターですので、「Radial Gauge」か「Digital Guage」のお好みのものを選択します。

「ノック補正学習値」は早い変化のものでもなく数値を正しく把握したかったので私は「Digital Guage」を選択しました。

 

4. 選択するデザインをタップして「Next」をタップ。

5. 「PID」をタップ。

6. 「Toyota, Lexus, Scion」をタップ。

7. NETWORK Aの「Engine」をタップ。

8.  検索フィールドに「knock」と入力して検索。

9. リストアップされたノック補正関連項目から「Knock Correct Lean Value」(ノック補正学習値)をタップ。

以降、「Dashborad」に戻るまで右上の「Done」をタップし続けます。

同じ手順で「Knock F/B Value」を表示する「Display」を追加した図です。

ビークルフィールドさんのブログで公開されていた「ノック補正学習値」の変化に関する整備書の内容を意識しながらモニタ出来るようになりました。

効果は?

エイリアンテックさんブログに記載のブースト0.5付近を維持する様な走り方です。

某都市高速を20Km程走行(帰り道)しただけでここまで改善!

ばっちりです!

オクタン価は素人には測り様がないですし、結果として24.0まで「ノック補正学習値」が改善したということでこちらも安心しました。

 

TOYOTA純正診断機が無くてもモニタはできましたね。

クリア(エイリアンテックさんブログによると10.7に初期化)はどうでしょう?出来るのか試してません。

もし環境が整いそうであればお試しあれ笑