ケ・セラ・セラ

妄想とか備忘録とか思いつくまま

【GRヤリス】TVキャンセラー(TVキット)を自作版に替えてみた

kittantan.hatenablog.com

こちらのエントリーでその気になっていた自作版TVキャンセラーの作成と愛車キッコロさんへの取付けを実行に移してみました。

切っ掛けになった経緯をしたため様と思っていたのですが、本題とは余りにも主旨がズレそうでしたのでやめることにしました。

ネット上で変な事故に巻き込まれてしまうのも困りますし。

何はともあれ、愛車キッコロさんに装着しているTVキャンセラーの仕組みを改めて詳しく知る切っ掛けをもらう事ができ、自作版に入れ替えるまでになりましたので、良い趣味ネタをご提供頂けたと思っておりますw

部品調達

このポストの返信で選択した線材の御託(メーカー/太さ/柔らかさ)をいつも通り並べていますw

」という動画を見た後、【GRヤリス】TVキャンセラーいろいろ、そして - ケ・セラ・セラのエントリーを書いて寝た翌日(入眠したAM2時前なので日付は当日ですw)の午後には購入😁

”今すぐTVキャンセラー外しなさい”って言葉はもう彼方にあり、調べたものを具現化する欲に完全に負けていますw

実はハウジング、購入時には完全な特定はできていませんでした😅

事前に得られていた情報は纏めると以下の3つ。

  • TE Conectivity(米国。日本法人あり)製
  • 三段分割構造の合計28pin。対象の最上段は4pin。中下段はそれぞれ12pin。
  • TOYOTA品番は上中下段のセットで品番90980-12760

前々回のエントリーで参照させて頂いた70カムリ乗りの方がディーラーから入手されたと思われるハウジング仕様画像と一連のスレッドのやり取りが参考になりました。今回、実際に作成・接続して確認した結果と合致していました。

ただ、TOYOTA品番でググるもパーツショップ等の情報はヒットせず。

モビリティパーツさんか拙作「HKS SDL カプラーオン接続キット」の部品でお世話になっているGPInnovationさんに問い合わせてみれば手に入ると思いつつ「中下段はいらんよなぁ」と思考を巡らせている際に💡

前回エントリーで調べたショップさんのハウジング付き製品、上段だけ線出し構成で販売しているという事は単品入手できるのでは?と思い立ち、これまでお世話になっているネットのパーツやさんを巡回。なんと「接続キット」部品でお世話になっているユニークシステムさんでそれらしき部品を発見🧐

TOYOTA品番との整合に確信が持てなかったものの、いつものごとく「現物比較で判断すればいいや」と、勢いで、しかも予備込み2セット分を注文したのでした😄

週末を挟み、たまたま日曜日がプロケア10の半年点検日。GRガレージに向かう途中に

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でお世話になったストレートさんの店舗がありますのでそちらでGND落とし用のクワガタ端子を購入。

拘っても対して変わらないのですが、ダッシュボード内に収めたまま数年は経過するであろうことを考えて金メッキ仕様を奢りました←金額、しれてますw

作成(できるところまでw)

平日。次の週末を待ちきれずに加工😅

このタイミングではハウジングの現物適合確認できていませんでしたので、万が一違ったら無駄極まりない行為ですが、それもまた趣味の醍醐味です😁

HKS SDL カプラーオン接続キット」の作成でオープンバレル圧着工具を購入、60個作成の実績から端子のカシメはお手の物になりましたw

取付けと確認

そして

何かあってからでは手遅れですので面倒くさがらずにいつも実施してます。

手袋は怪我防止というよりは端子を素手で触りたくないのとパネル周りに指紋や汚れをつけてしまって後で掃除するのが面倒だから、ですね。

DA外しはYouTubeに沢山動画があり参考にしました。ノーマルヤリスでも同じです。

例えばこちら。

youtu.be

記憶が蘇り、ものの数分でDA外せましたw

市販品の取り外しとピン配確認

約2年半弱振りにご対面です。

純正状態に戻してバッテリーを接続し、改めて走行時視聴規制の動きを確認。

Miracast表示中にサイドブレーキを落とすとこうなりました。

続いてサービスマンモードでのPKB信号の動作。

『TVキャンセラーをつけたままでも』の下りはこれより前に調査していた市販品キャンセラーを取付けた状態でのことです。

果たして自作版も同じ動きとなるか?←配線論理が同じなので違っていたらびっくりです。

いよいよ自作版TVキャンセラー取付け

その前に大切な「現物合わせでの答え合わせ」がありますね。

ネクター分解含めてこの部分は最重要でしたので集中していてポストしていませんでした😅

純正状態で接続していた対象コネクターをDAから再度抜き

スマホを前面カメラに切り替えてDA側の端子を確認してみたりしていました。

ネクター最上段の4ピン、全て車両側からの配線はなく、今回は画像の右上1番ピンをGNDに落とすのですが、残りの3ピンとも端子が立っていて何か他にもDAメーカー独自の機能が割り当てられているのではないかと勘ぐりたくなります。

iFixt宜しく分解・解析できる能力があれば&分解して良い筐体を持ち合わせているなら色々分かるのでしょうねぇ。私には無理でございます😓

そしていよいよ初体験の”コネクター三枚おろし”です。

拡大しますと以前のエントリーで紹介したビートソニックさんの動画で説明のあった嵌合外し用の隙間が見えます。

両手作業でしたので写真はありませんが、手でも外れそうな感じでそれ程力は入れる必要がなく、マイナスの精密ドライバーを差し込んで少しこじれば浮き上がりました。

左右共に浮き上がらせた後は後ろの部分も折り返すのではなく、上に引く感じで力を加えると簡単に外れました。

いよいよ現物確認合わせ適合確認です

外した純正ハウジングと自作版用に購入したのを並べて記念撮影。

色は違いますね。黒色は贔屓のパーツやさんでは取り扱っていませんでした。

純正品

購入品

TE製/190367 で正解でした!

同品番の色違いは純正部品でもよくあるパターンですね。

 

ようやく取付けです。

ハウジングの組み立ては本当にはめ込むだけでした。

DAに接続。

筐体へのGND接続はこちらにすることに。8mmソケットが適合しました。

配線を現物に合わせてカットしてクワガタ端子を接続しました。

配線は長すぎると挟み込んでしまうリスクがありますし、かと言って短すぎてテンションがかかると振動で徐々に緩んだり切れたりのリスクもありますので多少ゆとりがある長さにしました。

8mmソケットレンチで共留め。

この状態でダッシュボードに戻してバッテリーを接続して動作確認しました。

バッテリーマイナス端子を外して通電を断っていましたので初期化の”Loading”からスタートです。

Miracast表示中のPKB OFF/ONによる視聴規制の確認は後半40秒位(1:40位から)です。

市販品TVキャンセラーと同じく『映像は走行中に表示できません』画面が割り込まなくなりました。

成功です!

サービスマンモードでのPKB信号の動きも確認してみました。

DENSO TEN製 DAのこの”1番ピンGND落とし”は、市販ナビでよくあるPKB信号のGND落としとも違っていて、DAに入力する車両信号を一切誤魔化していないので、いわゆる”1人病み”や”高額修理”になり得る要素がない方式と言えそうです。

外した市販品と予備部品分の1セット、気が向いたらオークションかフリマに出品しちゃおうと思います😄